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実は高級魚!いろんな料理に使える万能魚 シイラ(マヒマヒ)

シイラ(マヒマヒ)イメージ

●旬の時期 / 5月~11月
●主な産地 / 四万十町、 香南市、 室戸市など

不思議な姿をしたシイラは、
海外では高級人気魚

スズキ目に属するシイラは熱帯・温帯海域に分布する回遊魚で、大きいものでは体長2m、体重40kgにも達することも。オスは成長にともなって額が隆起してくるのが特徴で、一度見たら忘れられない独特な姿をしています。銀色の体には青や緑のグラデーションと金色の斑点があり、海から揚がったときにはめまぐるしく色が変化することから「虹の魚」とも言われています。日本では雑魚として扱われることが多いシイラですが、ハワイでは「マヒマヒ」という名で高級魚として扱われており、コスタリカやアメリカ、地中海にあるマルタ島などでも人気を集める魚です。

シイラの特性を生かした
「シイラ漬け漁」

シイラには海面の浮遊物のかげに集まる習性があり、高知ではそれを利用した「シイラ漬け漁」が盛んに行われています。竹やヤマモモの木で組んだ「シイラ漬け」と呼ばれる漬け木を海に浮かべてそこに集まってきたら、好奇心旺盛なシイラの特性を利用してオトリを使っておびき寄せて巻き網で捕獲します。シイラは鮮度が落ちやすいため、すぐに活き締めにして血を抜きます。ちなみに、漁師の間で人気のシイラ料理は刺身。鮮度の良いシイラは、他の魚にも引けをとらないほど「おいシイラしい」ですよ!

幅広い料理で利用されるシイラ

食べ応えのある厚みとジューシーな口当たりが魅力のシイラ。たんぱくな味わいなのであらゆる料理に使うことができます。もっともポピュラーなのがフライやソテー。
シイラにはクセや脂っぽさがないので、フライはタルタルソースをたっぷりかけて、ソテーは生クリームやバターを使ったコクのあるソースとあわせてもくどくなりません。もちろん和風に煮付けたり、中華風の味付けにしたりしても問題なくマッチするので、他の魚やお肉の代わりにシイラを使ってみると意外なおいしさを発見できるかもしれません。

高知のご当地グルメでも大注目

高知では鰹など、他の魚の影に隠れていたシイラですが、最近になって産地発の「シイラのおいしさをもっと知ってもらいたい!」という動きが強くなっています。そして、続々と誕生しているのがシイラを使ったご当地グルメです。
シイラのフライを挟んだ「シイラバーガー」は、すでに高知で話題を集める逸品へと成長しました。産地では他にもいろいろな試作品が作られており、シイラの可能性は今まさに拡大の一途をたどっているのです。

◎取材協力:興津漁協四万十マヒマヒ丸企業組合

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